MIO(ミオ)とはあいみょんの友人の名前で、「分かってくれよ」に出てくる主人公の彼女でもあります。ちなみに、本楽曲はあいみょんが15歳の時に作った曲だそうです。
今回はそんな「MIO」の歌詞の内容を深堀りして解説していければと思います!
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
出典:MIO
楽曲詳細
リリース日&収録
2017年5月3日発売 2ndシングル「愛を伝えたいだとか」カップリング曲
曲の長さ
3:48(イントロ 0:00)
視点
ミオ(「分かってくれよ」に出てくる主人公の彼女)
タイアップ
–
テーマ
この曲のテーマは、「恋に悩む女性」です。
もっと素直になりたいのに、つい余計な駆け引きをして恋を複雑にしてしまっている彼女。不安になったり傷つくこともあるけれど好きでいるし、相手にも好きでいて欲しい。そんな男女の複雑な関係を女性目線で描いています。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「MIO」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
怖いよ everyday〜
怖いよ everyday 不安と孤独に怯えてる
違うよ maybe ただ自分ばっかって思ってるだけ出典:「MIO」作詞あいみょん
毎日、不安と孤独に怯えている。いや、違う。多分、”なんで自分ばっかり”って思ってしまっているだけ。
子供騙しのような〜
子供騙しのような 駆け引きはもうやめよう
辛いのは5対5で 嬉しいのも半分で
二人でひとつになりたいのさ出典:「MIO」作詞あいみょん
変な駆け引きはしないで、お互い素直になりたい。辛い時も嬉しい時も気持ちを分け合うように感じていたい。2人で一緒の思いを共有したい。
自分のことでいっぱいになるだけの恋なんて〜
自分のことでいっぱいになるだけの恋なんて
終わればいい 終わらせてしまえばいい
だけどそんなことが簡単に出来てしまう恋なんて
していないよ したくはないよ出典:「MIO」作詞あいみょん
「自分のことで精一杯の恋なんて終わってしまえばいい。でも、お互いを理解し合える関係に簡単になれてしまう恋があるのだとしたら、そんな恋はしたくはない」
昨日は lonely〜
昨日は lonely 公園で泣いた寒い夜
明日は beside 何もなかったように笑って欲しい出典:「MIO」作詞あいみょん
「昨日は孤独の中、公園で泣いていた。でも、明日は何もなかったように隣りで笑っていてほしい」
あなたは会うたびに〜
あなたは会うたびに
少しずつ変わっていったね
ちっぽけなことでさえも
傷つき悩んで苦しいの お願いわかってよ(中略)
出典:「MIO」作詞あいみょん
「貴方は会う度に少しずつ変わっていった。私は小さなことでも傷つき悩み、苦しかった。この気持を分かってほしかった…」
繊細な女性の気持ちを分かってあげられる男になりたいものですね。
べつに優しさなんていらないよ〜
べつに優しさなんていらないよ
君のことさ また目が泳ぐでしょ
欲しいのはただひとつ
ただひとつ 嘘偽りない愛出典:「MIO」作詞あいみょん
「優しさなんていらない。ほしいのは嘘偽りのない貴方の愛、ただそれだけ」
自分のことでいっぱいになるだけの恋なんて〜
自分のことでいっぱいになるだけの恋なんて
辛いだけよ 辛いだけなの
それでも「でも」の言葉がつきまとうなら
自分の意志を貫いて
好きでいるから 好きでいてね
好きでいるから 好きでいてね出典:「MIO」作詞あいみょん
「自分のことでいっぱいになるだけの恋なんて辛いだけ。”でも”やっぱり彼が好きなんだという思いがあることは確かなんだ。だからこの気持ちを貫いてずっと彼を好きでい続ける。だから貴方も好きでいてね」
「この好きという気持ちに素直に従って、彼を好きで居続けよう」と決意する彼女の純真さに泣けてきます…
最後の「好きでいるから 好きでいてね 」という短いフレーズが今の彼女の気持ちを全て表していますね。個人的に、この楽曲の歌詞の中で一番好きな箇所です。
まとめ
好きでいるから、好きでいてね
「そんな言葉、一生に一度でも言われてみたい!」なんて思ってしまいますよね。でも、付き合ってある程度月日が経ってしまうと、お互いの大切さが薄れていって感謝とか好きという気持ちを伝えなくなっていってしまうんですよね。
この曲を聴く度に、「そうだ、大切な人にしっかり言葉で伝えなきゃ」って思い出させてくれます。人生において、本質的なことを教えてもらってすごく大事な曲になりました。
おまけ:あいみょんの言葉
──カップリング曲の「MIO」は15歳の頃に友達に書いた曲だとか。
そうなんですよ。タイトル通りミオっていう友達がおって、その子のことを書いた曲です。インディーズの頃に出した「分かってくれよ」っていう曲があって、ミオはその曲の中に出てくる男の子の彼女。自分の中では「MIO」は「分かってくれよ」のアンサーソングみたいなものだと思っています。この曲ができてからは、公園でミオと「○○ちゃん」って曲のもとになった子と3人でよく歌っていました。2人にはすごく懐かしい1曲だと思うので聴いてもらいたいですね。
出典:音楽ナタリー