女性パートを菅田将暉が歌い、男性パートをあいみょんが歌うという新たな試みで歌われている楽曲「キスだけで feat. あいみょん」。プライベートでも仲の良い2人がどの様にこの曲を作り上げたのかも注目されました。
今回は「キスだけで feat. あいみょん」の歌詞について深堀りをしていきたいと思います!
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
出典:菅田将暉 Official Channel「菅田将暉 『キスだけで feat. あいみょん』」
楽曲詳細
リリース日&収録
曲の長さ
3:48(イントロ 0:22)
視点
男女
タイアップ
–
テーマ
この曲のテーマは「”ある事情”を抱えた男女」です。
仲の良いカップルだけれど、今夜は何か問題がある様子。そんな微妙な距離感の男女の関係をセリフを交えて描いています。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「キスだけで feat. あいみょん」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
私今日は女だから 今日は女だから〜
私今日は女だから 今日は女だから
きっと 抱きしめてもらえないでしょう
今日は女だから 今日は女だから
ずっと 溢れているでしょう出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
「私、今日は”女の子の日”だから、きっと抱きしめてもらえないよね。そのせいで、”好き”という気持ちが溢れちゃってる」
確かめなくても〜
確かめなくても
湿ってく 揺らいでく
沈みたいの出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
女性「気持ちを確かめなくても分かるわ。体が彼を求めているの。彼の体に思い切り沈み込みたいのに…」
「沈みたい」とは、彼の胸の中にうずまっていたいということでしょうか。
キスだけでいけそうなの〜
キスだけでいけそうなの
傷だらけになるとしても
キスだけでここにきたの
やるせないね やる気ないね?出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
女性「今夜はキスだけでもきっと満足できるわ。たとえ心が傷つくことになっても。キスができればいいの、そのためにここに来たんだから。でも、それってなんだかやるせない気持ちになるわ。」
お前今日は女だから 今日は女だから〜
お前今日は女だから 今日は女だから
ちょっと 忍ばせているでしょう
お前今日も女だから 今日も女だから
そっと 触れていたい出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
男性「お前、今日は生理だから、ちょっと遠慮してるのか。でも、お前に触れていたいな」
待ち構えていても〜
待ち構えていても
歪んでく 乾いてく
急がなくちゃ出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
男性「待っているだけじゃ、変な空気になっちゃうね。ちょっと焦るな」
キスだけでいけそうなの?〜
キスだけでいけそうなの?
傷つけてもかまわないの?
キスだけでここにきたの?
やるせないね 眠れないね出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
彼「キスだけで満足なのか?後で傷ついたりしないか?キスだけでわざわざここまで来たの?なんだかやるせないね。今日はなかなか眠れそうにない」
背中合わせの夜〜
背中合わせの夜
心臓泣かせの夜
重なり合いたい気持ちをまたいで
抱きしめて
キスだけで出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
キスだけで眠りについた夜、背中合わせで眠った。体を重ね合いたかった思いを抑えて、キスだけで終わった夜。お互いやりきれない気持ちになっている。
私今日は女だから お前今日は女だから〜
私今日は女だから お前今日は女だから
いつも女だから いつも女だから
今日も2人だから出典:「キスだけで feat. あいみょん」作詞あいみょん
女性「私はいつも”女”」
男性「お前はいつも”女”」
そして、今日もふたり一緒。
まとめ
絶妙な距離感の男女
女性のセリフに対し、それを男性が疑問形で応えている形になっていますね。
■女性パート(菅田将暉)→男性パート(あいみょん)
キスだけでいけそうなの→キスだけでいけそうなの?
傷だらけになるとしても→傷つけてもかまわないの?
キスだけでここにきたの→キスだけでここにきたの?
この辺も意識しながら聴くとより深く歌詞が入ってきます。こうしたやり取りをしながら、男女の絶妙な関係性を見事に描いているのが凄すぎます…
おまけ:菅田将暉&あいみょんの言葉
<菅田将暉>
-あいみょんさんとのコラボも凄く素敵でした。一緒に歌ってみていかがでしたか?
同世代で自分で責任をもって、表現しようという人と出会えたのは凄く幸運なことだと感じました。さらに、“み ょん”は曲を作るスピードが凄く早いんですよ。今回ご一緒した方みなさんそうなんですが、気持ちや見たであろう風 景を言葉にするのが凄く上手。なかでもみょんはいい意味で“化け物”だなって思ったんです。だって、この曲なん て、ひゅーい君とみょんと3人で、公園でギター抱えて遊んでいた時に、何か思いついたのかスマホを取り出してお もむろに歌って録音しだしたんです。それがこの曲だったんです! “こいつはとんでもないな”って思いました。
出典:JOYSOUND
初めてあいみょんの曲を聴いた時に勝手ながら縁を感じ、この人に会いたい!と強く感じたことを覚えています。会わなきゃ、と言うか、あんな衝動に駆られたのは初めてでした。そこからは早かったです。
対談を経て、気づいたら公園で一緒にギターを弾き、歌い、隣にいるひゅーいくんはベロベロな中、「何か作りたいね」なんて話をしながら彼女と朝まで恋バナをしました。そしたらふと携帯に言葉をメモリ、こんな感じかな?と、彼女は歌い出し、それがもう今の曲でした。まんまです。その場で完成しました。
そのスピードと形にする力を間近で見れた事は僕にとって財産です。初めて感じたあの衝動の答えがそこにありました。そしてまたこの曲で描かれる”人と人との間にある揺らぎ”はきっとみなさん身に覚えがあると思います。普遍的なものを作れた事に豊かさを感じています。是非聴いてみて下さい。宜しくお願いします。
出典:Real Sound
<あいみょん>
菅田将暉さんのコメントが全てです。本当にありがとうございます。新しい領域、未体験の音域。とてもチャレンジな曲になったと思います。沢山の方に聴いてもらえますように。アルバムに参加できて嬉しかったです。
p.s ちょっと何かコメントで小ボケを挟もうかなぁ、と思ったけど、だっちんのコメントがあまりにも完璧すぎて辞めました。
出典:Real Sound