タイトルだけ見たときには「これ、一体どんな曲なんだ…」と少し不安がよぎった方もいるのではないでしょうか。でも実はこの曲、思春期の女の子の心情を歌った割とまじめな歌なんです!
ここでは「おっぱい」の歌詞の意味を深堀りして、どんなメッセージが込められているのかを探っていきたいと思います!
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
楽曲詳細
リリース日&収録
2015年12月2日発売 インディーズ2ndアルバム「憎まれっ子世に憚る」
曲の長さ
5:24(イントロ 0:01)
視点
女性
タイアップ
–
テーマ
この曲のテーマは、「思春期の少女の悩み」です。
女の子が経験する少しセンシティブなテーマをリアルなタッチで描いています。女性であれば、共感できる部分が多いのではないでしょうか?
逆に、男性目線としても当時を振り返ってみることが出来る歌詞となっています。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「おっぱい」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
お母さん お母さん いつになったら〜
お母さん お母さん いつになったら
私はおっぱいが大きくなるのかな? 教えてよ
お父さん お父さん どうして最近
一緒にお風呂に入ってくれないの? 教えてよ出典:「おっぱい」作詞あいみょん
「お母さん、いつになったらおっぱいが大きくなるの?」
「お父さん、どうして最近一緒にお風呂に入ってくれないの?」
男子が話をしているの〜
男子が話をしているの
あの子はでかいとか 小さいとか
なぜだろ少し前かがむ
意識してないふりして意識する出典:「おっぱい」作詞あいみょん
クラスの男子が「あいつは胸が大きい」とか「あいつは小さいな」とは話している。
意識をしていないふりをしているけれど、やっぱり意識してしまう。気にしているせいか、胸を隠すように、姿勢が少し前かがみになってしまう。
揺れるたびに オトナになり〜
揺れるたびに オトナになり
揺れるたびに オンナになる
揺れるたびに 変わってゆく
揺れるたびに 愛おしくて出典:「おっぱい」作詞あいみょん
おっぱいが揺れる度に大人になり、女になり、変わっていき、そして愛おしく感じてくる。
お母さん お母さん 何これ? スポブラ?〜
お母さん お母さん 何これ? スポブラ?
蒸れるし透けるしいらないよこれ いらない
お父さん お父さん ごめん何故だか
一緒にお風呂には入りたくない 不思議だな出典:「おっぱい」作詞あいみょん
「お母さん、何これスポブラ?蒸れるし透けるしいらないよこんなの」
「お父さん、やっぱり一緒にお風呂には入りたくない」
いつまで娘と一緒にお風呂に入れるのか問題というのもありますね。小さいときから一緒に入っているお父さんの場合は、いつ娘から言われるのかドキドキしているものなのでしょうか。
みるみるうちに 膨らんで〜
みるみるうちに 膨らんで
まさか破裂しちゃうんじゃないかって
心配で私心配で だけど悪い気はしない出典:「おっぱい」作詞あいみょん
どんどん大きく成長するおっぱい。心配になる反面、悪い気はしない。
人によっては小学生から胸が大きくなることもあるそうですね。子どもからすれば、どこまで大きくなるの?と心配になってしまいますよね。
でも、最後に”悪い気はしない”という言葉で、意外と大きいおっぱいに憧れもあるのかなと推測しちゃいます…
揺れるたびに 胸が痛い〜
揺れるたびに 胸が痛い
揺れるたびに 視線が痛い
揺れるたびに 変わってゆく
揺れるたびに 愛おしくて出典:「おっぱい」作詞あいみょん
おっぱいが揺れる度に胸が痛み、視線を感じ、変わっていき、そして愛おしく感じてくる。
いつの間にか ABCD〜
いつの間にか ABCD
変なあだ名がついちゃったり
女子たちの最終兵器
邪魔だし嫌いな時もあるけれど出典:「おっぱい」作詞あいみょん
おっぱいの大きさ順にA・B・C・Dと、男子に名前を付けられる女子。邪魔だし嫌な時もあるけれど、女子の”最終兵器”として機能するもの。
そんな女子からすると悩みのタネでもある胸の大きさですが、女性の最終兵器としての機能を搭載しているという自覚もきっと本人にもあると思います。
揺れるたびに あの人見て〜
揺れるたびに あの人見て
揺れるたびに あの人見る
揺れるんじゃなくて揺らしてみる
揺れるたびにあの人は見ている出典:「おっぱい」作詞あいみょん
おっぱいが揺れる度にあの人を見る。
今度は自分であえて揺らしてみる。そうすると、あの人はこっちを見ている。
まとめ
女子の悩みは繊細なのだ
男子にはきっと分からないであろう、女子の悩み。この楽曲を通して、小さいときから周りの目を気にしてみんな悩んでいるのかな?と少しは理解できた感じはします。
一方、女性の皆さんはすごく共感できた部分が多かったのではないでしょうか。男子は本当に無神経で最悪だった記憶も一緒に呼び起こされてしまったら、それは再度封印して頂けると非常に助かります…
おまけ:あいみょんの言葉
――あいみょんさんの楽曲を聴いていると、独特なリアリティのある言葉に新しさを感じます。2枚目のミニアルバム『憎まれっ子世に憚る』でも、刺激的なフレーズがたくさん出てきますが、リリース後の手応えはどうですか?
あいみょん:前作『tamago』でめっちゃいいアルバムを出すことができたなと思ったんですけど、今回はそれを超えたなと思っています。前作よりも自分がやりたいようにできたところがあって、特に選曲のバランスにはかなり悩んでこだわりました。その中でも「おっぱい」という曲は、どうしても今出したかったんです。女性のシンガーソングライターが“おっぱい”について歌うというのは、多分、今までにはなかっただろうなと思って。
――「おっぱい」は最初に聴くとき、何が歌われるのかとドキドキしましたが(笑)、普遍的な女の子の気持ちが歌われています。
あいみょん:男性目線の“おっぱい”の曲はあるけれども、女性目線の曲はないな、と思ったのが曲を作ったきっかけです。思春期の頃の女の子なら絶対に、こう思っていただろうな、ということに自分も重ねつつ作詞をしたんですが、言葉選びには悩みましたね。
出典:Real Sound
あいみょんさんは、「スピッツ」さんのことを「神様」と呼んでおります。
そして、「スピッツ」さんの曲にも「おっぱい」という歌があるので、それに触発されたのではないでしょうか?