偶然かは分かりませんが、ドラえもんのひみつ道具のなかに「テレパしい」という同名のものがあります。ちなみにこれは、椎の実の形をしたもので、それを食べると”頭の中で思っただけでそれが相手に通じる”というもの。それだけ聞くと「言葉に出して言えばいいだけやん(なぜか関西弁)」って思いますが、それが意外と難しいのかもしれません。
そんなわけで、「テレパしい」の歌詞を深堀りしていきたいと思います!
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。
楽曲詳細
リリース日&収録
2019年7月24日発売 8thシングル「真夏の夜の匂いがする」カップリング曲
曲の長さ
4:18(イントロ 0:20)
視点
男性
タイアップ
–
テーマ
この曲のテーマは、「言葉でどこまで伝わるか」です。
運命で結ばれた二人だったら言葉にしなくてもテレパシーで分かり合えるはず。でも「言葉でしか伝えられない気持ちもあることを知ったから、それも大事にしていきたい」そんな思いを歌に乗せています。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「テレパしい」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
言葉にしなくたって〜
言葉にしなくたって 通じ合える2人になろう
やぶれかぶれになって ぶつかり合う日々をやめよう出典:「テレパしい」作詞あいみょん
言葉にすると言い合いになってしまったりすることもあります。だから出来れば、言葉にしなくてもお互いの気持ちが通じ合う中でいたい。
言葉をぶつけ合う日々はもうやめよう。
もしも2人がディスティニーだったら〜
もしも2人がディスティニーだったら
きっとできるはず きっとそのはず
テレパしい テレパしい出典:「テレパしい」作詞あいみょん
2人がもし運命の人だったら、言葉になんて出さなくてもきっと通じ合えるはず。
言葉にすることで〜
言葉にすることで 傷つき傷つけるなら
目と目と心でどうにか乗り切ってみよう
言葉にすることは難しい いつになっても
抱きしめて分かり合えるなら それがいい(中略)
出典:「テレパしい」作詞あいみょん
言葉にすることで傷つきあうのなら、いっそのこと”アイコンタクト”とか”思いやり”で、相手の気持を理解し合うのはどうだろう。
言葉にするってすごく難しいときもある。だから、抱きしめ合ったりしてお互いの気持ちがわかり合えるのなら、それが一番いいと思う。
どちらかというと、男性って「言わなくても分かるだろ」とか「言わないことが美学」的な考えを持っている人も多いのではないでしょうか。
でも実際のところ、女性の意見としては「言葉にして言ってくれないと分からない」という声もきっと多いはず。
男女の感性の違いって、お互い理解するのがなかなか難しいですよね。
「言葉にしてほしい」って〜
「言葉にしてほしい」って 君が泣いたりすると少し
今のままで良いのかな?と 少し苦しくなる(中略)
でも言葉で伝わる何かがあることも 知ったよ
出典:「テレパしい」作詞あいみょん
彼女が「言葉にしてくれないと分からない」と泣いている。彼としては「言葉にしなくてもきっと伝わっているだろう」と思っていても、彼女には違ったようです。
そして、彼の考え方も少しずつ変わってきて「言葉にしないままでいいのかな…」と迷っている様子。
「言葉で伝わる何かがあることも知ったよ」という風に、彼の気持ちにようやく変化が。言葉でしか伝わらない思いというものもあるんだと気がついたのでしょう。
全てを言葉に出さなくてもいい。でも「ありがとう」という感謝の気持ちは絶対に言葉に出さなくちゃ伝わらないと思っています。
(特に男性は)少し照れくさいこともあるかもしれませんが、言葉に出すことで誠意や本心を伝えられこともあるのではないでしょうか。
まとめ
言葉は必要か否か
言葉に出さなくちゃ気持ちは伝わらない。でも、言葉に出さずに伝えたい思いもある。男女の関係においては、特に意識のギャップが生じやすいものです。
「男は黙って」とか「上辺だけの言葉は聞きたくない」とか思う時もあれば、「なんで言ってくれなかったの!?」とか「先に言ってくれれば」みたいなケースも多々あります。
全てがうまくいくわけじゃないけど、きっとお互いの信頼があれば乗り越えられるんですよね。なんだかんだ言って、やっぱり”相手をどれだけ思いやれたか”で決まる気がします。