この曲をYouTubeにアップしたことで音楽関係者の目に留まり、声をかけられたエピソードを持つ楽曲「分かってくれよ」。実はこの曲、あいみょんが15、6歳ぐらいの時に書いたものだそうです。
この頃から作詞と作曲の才能がずば抜けていたんですね…
今回はそんなあいみょんがシンガーとして活動するきっかけとなった楽曲「分かってくれよ」の歌詞の内容を考察していきたいと思います!
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
楽曲詳細
リリース日&収録
2015年5月20日発売 インディーズ1stアルバム「tamago」
曲の長さ
4:45(イントロ 0:26)
視点
ミオ(MIO)の彼氏
タイアップ
–
テーマ
この曲のテーマは、「男の彼女への思い」です。
喧嘩をして彼女を泣かせてしまった後「こんな自分を理解してほしい、好きな気持ちは変わらない」と伝える彼。不器用だけど必死に思いを伝えようとしているが、これは身勝手と捉えられてしまうのか。
男女のすれ違う思いを上手く歌詞に乗せています。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「分かってくれよ」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
君はケンカした夜に〜
君はケンカした夜に
公園で泣いてるんだってね
風の噂で聞いたよ
僕にどうしろって言うの?出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「喧嘩の後公園で泣いているって、風のうわさで聞いたよ。でも、いったい僕にどうしろっていうんだ」
何も一人で泣くことないだろう〜
何も一人で泣くことないだろう
僕に話してくれたらいいのに出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「何も一人で泣くことないだろう。なぜ僕に話してくれないのか」
泣かせてしまった自分を悪いと思いつつも、自分に話してくれなかったことが突っかかっている彼。
分かってくれよ こんな僕を〜
分かってくれよ こんな僕を
あまり考え込むのは好きじゃないんだ
理解しておくれ 不器用な僕を
君を好きなことには変わりはないんだ出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「考えるのは苦手だから、僕のことを君が理解して欲しい。不器用だから、好きって気持ちを上手く伝えられないんだ」
僕はいつもどこかで〜
僕はいつもどこかで 君の機嫌をうかがってる
そんなことも 本当は 心の重荷になっている出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「いつも君の機嫌を伺っているから、それが心の重荷になってしまっている」
だけど本音は君には言えない〜
だけど本音は君には言えない
ほら僕らは似た者同士なんだ出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「それでも本音を言うことは出来ない。君も同じだろう?そう、僕たちは似た者同士なんだ」
分かってくれよ そんな君と〜
分かってくれよ そんな君と
二人ここまでこれたことは事実だろう
顔をあげてくれ お願いだよ
そんな目ですがられても何もできないから出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「本音を語り合うことが出来なかったとしても、2人がこれまで連れ添ってこれたのは事実。だから、悲観的になる必要はない。そんな悲しい目を見せられても、僕には何も出来ることはないんだ」
君を泣かせて〜
君を泣かせて 君を泣かすことばかり
それでも君は「すき」だと言うのだろう出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「僕は君を泣かせてばかりだ。でもきっと君は、僕のことを”好き”と言ってくれるんだろう」
分かってくれよ こんな僕を〜
分かってくれよ こんな僕を
言葉で伝えるのが 少し苦手なんだ
キスをすれば ほら 伝わるかな
僕の「すき」は君に伝わるかな出典:「分かってくれよ」作詞あいみょん
「言葉で好きな気持を伝えるのは苦手だ。だから代わりにキスをして君に好きな気持を伝えたい。伝わるといいけど」
まとめ
”分かってくれよ”は男のエゴなのか
この歌を聴いた正直な感想は、”不器用な男の心の叫び”なのかな?ということでした。誰しも素直に”好きだよ”とか”愛してる”とかを言える人ばかりではありません。特に男性は恥ずかしかったりするのが逆に普通だと思います。
そんな中で、言葉にはなかなか出せないけれど”分かってほしい”、彼女なら”分かってくれる”。そんな願いにも似た想いが込められているのだと感じます。
この楽曲の感想はぜひ女性の意見も聞いてみたいですね!
おまけ:あいみょんの言葉
——(笑)。今作は振れ幅のある作品だと思うんですけど、1番古い曲はどの曲になるんですか?
あいみょん : 「分かってくれよ」が一番古いですね。15、6歳ぐらいの時に書いたのかな。 その時仲良しだった友達カップルの女の子から恋愛相談を受けて書いた曲なんです。
——この曲で描かれているのは男性からの視点ですよね? 男のナルシストな感じというか、ちょっと勘違いしてるようなところも上手く描写してるし、聴いていて男の自分がいたたまれなくなってくるというか(笑)。
あいみょん : まさか、15、6歳の頃にそう言われるとは思ってなかったです(笑)。その時は何も意識せずに書いてたので。
——その曲は本人たちに聴かせたりしたんですか?
あいみょん : 特に聴かせてはいないですけど、出来たよとは言いましたね。あと、この曲をYouTubeに上げたことで事務所の方が見つけてくれたんです。私はそんなに好きではなかったんですけど、事務所の方からこの曲を歌ってなかったら声かけてなかったって言われました。いまは、好きな曲になりました。
出典:OTOTOY