歌詞の意味

あいみょん「from 四階の角部屋」歌詞の意味を考察丨あいみょんが実際に住んでいた部屋だった!?

四階の角部屋に実際に住んでいたこともあるというあいみょんが作った楽曲「from 四階の角部屋」。この曲は、ある問題を抱えていたことから制作チーム内で”ポンコツの曲”と呼ばれていたそうです。

そんな「from 四階の角部屋」は一体どんな歌詞の内容なのでしょうか。深堀りしていきたいと思います!

目次

どんな曲?

まだ聴いたことがない人は…

まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。

出典:From the Corner Room on the 4th Floor

楽曲詳細

リリース日&収録

2019213日発売 2ndアルバム「瞬間的シックスセンス」

曲の長さ

1:39(イントロ 0:00)

視点

女性

タイアップ

テーマ

この曲のテーマは、「クズ男を好きになってしまった女性」です。

一方的に好きになってしまった相手がどうしようもないクソ野郎だった。そんな自分自身も許せないけれど、好きな気持ちが捨てきれないジレンマに悩む女性の心情を上手く表現した楽曲です。

なんとこの曲、99秒しかないんです。(2021年7月時点で)音源化されている楽曲の中で最も短い曲となります。

歌詞の意味を深堀り!

ここからは、「from 四階の角部屋」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。

全て個人的な見解ですので、正解というわけではありませんのでご了承ください。みなさんもこの記事を参考にして、ぜひ自分なりの解釈を考えてみてください!

後悔を5回ため息3回

後悔を5回ため息3回 From 四階の角部屋
失敗を2回涙を10回 From 四階の角部屋

出典:「from 四階の角部屋」作詞あいみょん

「後悔・ため息・失敗・涙」男性から受けた仕打ちの結果。女性は何度となく、これらを繰り返しそれでも彼の元を離れることが出来ないでる。

「涙を10回」彼女はずっと彼に泣かされている。

言い聞かせましょう

言い聞かせましょう こうなったら自分に
言い聞かせましょう こんなんだし常に

出典:「from 四階の角部屋」作詞あいみょん

そんな仕打ちを受けても自分に言い聞かせる。「こんなに辛いのはいつものこと。同じことだ」と。

始まった時から終わってる

始まった時から終わってる
始まった時から悔やんでる
始まった時からもう泣いてる

出典:「from 四階の角部屋」作詞あいみょん

彼と出会った瞬間から、彼女の運命は終わっていて(ある意味決まっていて)、出会いに悔やんでいて、そして泣いている。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
よく「出会わなければよかった」というフレーズを耳にしますが、まさに彼女に当てはまる言葉ではないでしょうか。なぜこんな男性を好きになってしまったのか、自分でも分からないまま時が過ぎていくような状況です。

こないだの1回 されどあの1回

こないだの1回 されどあの1回 From 四階の角部屋
少しだけいいかい? 触れてもいいかい?
From クソ野郎の馬鹿野郎の手の中

(中略)

出典:「from 四階の角部屋」作詞あいみょん

1度彼と関係を持った彼女。その1回がずっと忘れられず、ずっと”クソ野郎”の手の中で踊らされている。自分でもその状況を分かってはいるけれど抜け出せない。

「少しだけいいかい? 触れてもいいかい?」とは彼の言葉。甘い誘惑に乗ってしまい、彼女はますますその関係から抜け出せなくなっていく。

どうせ最後には

どうせ最後には 生ゴミ同様捨てられてしまって
腐って 臭くて ダサくて 「ちょっとまって」
なんて言ったらどうする?殴る蹴る?
それとも もっかい 忘れたフリして、する?

(中略)

出典:「from 四階の角部屋」作詞あいみょん

こんな関係では、結局最期にはあっさり捨てられてしまうのだろう、と感じている彼女。そんな中で「ちょっと待って」と彼を引き止めたら、彼はどうするだろう。殴るのか、それとも蹴られるのか…それとも、暴力を振るったことは一旦忘れてもう一度身体を求めてくるのだろうか…

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
どうやら彼から暴力を振るわれているような様子の彼女。それでも彼を引き止めて関係を持とうとしています。彼女の心にぽっかりと空いた穴を埋めてくれるのは、実際のところ彼だけのようです。

失敗が1回 それだけが心配〜

失敗が1回 それだけが心配 From 四階の角部屋

出典:「from 四階の角部屋」作詞あいみょん

「失敗が1回」彼に出会ったことが唯一の失敗。この失敗さえなければ…

出会ってしまった以上、彼のことを求めている自分に抗えない。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
そんな自分の気持と格闘している様子が伺えます。

まとめ

リアルすぎて辛い…

「幸せになりたい」に登場する女性と少し重なる部分もある本作の主人公である彼女。男性からひどい仕打ちを受けながらも、同時にその環境に依存もしている。

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『「ちょっとまって」 なんて言ったらどうする?殴る蹴る? それとも もっかい 忘れたフリして、する?』というフレーズは、なかなか衝撃的でした。彼女の置かれている環境や思いなどが凝縮していて、リスナーにも色々なことを考えさせるような台詞です。

ここまでリアルだと、あいみょんの実体験ではないかと勘ぐってしまうレベルです(実体験ではないとは分かっていますが…)。

おまけ:あいみょんの言葉

このアルバムでは「満月の夜なら」を1曲目にしようと決めていたんですよ。「満月の夜なら」には「夜は長いから」という歌詞があって、1曲目からまだまだ長い夜を過ごして、「GOOD NIGHT BABY」でおやすみができたらなって。でも想像以上に「from 四階の角部屋」の置き場に困ってしまったんですよね。チーム内でこの曲は「ポンコツの曲」と呼ばれていたんですけど、「ポンコツの曲は、最後に置こう」という話になって。ラストはラストなんですけど、「GOOD NIGHT BABY」から曲間をあえて空けているんです。

最後に鳴るドラムの「ボン」っていう音の間抜け感がすごくいいんですよね。あの間抜けな音で終わったと思ったら「満月の夜なら」が始まるという、いい曲順になったと思います。

-ちなみに“四階の角部屋”には住んでいたんですか?

引っ越す前は住んでいました。で、この曲は引っ越す前最後に作った曲でもあって。とにかく「from 四階の角部屋」という語呂がよくて、気に入っています。アレンジャーのアイゴン(會田茂一)さんは、こういうワチャーっとしたアレンジもできてすごいなと思いました。

出典:音楽ナタリー

 

「from 四階の角部屋」は一発録りで、私が今までリリースした中で一番短い曲(笑)。最初は《夜は長いから》って歌う「満月の夜なら」で始まって、「GOOD NIGHT BABY」で終わる曲順にしようと思ったんですけど、「from 四階の角部屋」は他に置きどころがなくて(笑)、最後にきょとんで終わる感じも面白いかなって。

出典:OKMUSiC

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