もともとは「元気が出る歌」と仮題が付いていたそうで、まさに友達を元気づける歌となっている「RING DING」。実際のタイトルとなったRING DINGとは”バカ者・間抜け”という意味を持ちます。これは、主人公が友達に対して言っている表現ですが、なぜそんな事をいっているのかは歌詞を見れば分かってきますよ。
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。
楽曲詳細
リリース日&収録
2017年9月13日 発売 1stアルバム「青春のエキサイトメント」
曲の長さ
3:56(イントロ 0:28)
視点
女性
テーマ
この曲のテーマは「女同士の友情」です。
落ち込んでいる女友達を、ぶっきらぼうながらも愛情たっぷりに励ます応援ソング。聴いているこちらもなんだか悩みが吹っ飛んだしまうような、そんな元気の出る楽曲です。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「RING DING」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
ため息は酸素の無駄遣いさ〜
ため息は酸素の無駄遣いさ
どうせなら楽しい話をしよう
いい加減その態度やめてよね
可愛いが台無しとか言う訳ないからね眠たい時はすぐに寝ちゃうのに
泣きたい時はどうして強がるの
プライドがあるとか言ってたけど
ひとつ言わせてほしい出典:「RING DING」作詞あいみょん
ため息ばかりつく友人。「可愛い顔が台無しだ」とか言ってほしいの?もちろん、そんな気遣いはしないよ。
「プライドがあるから」とか言ってるけどさ、泣きたければ泣けばいいじゃない。
あのさプライドなんて似合わないし〜
あのさプライドなんて似合わないし
人間らしさ出していこうよ
泣き顔 見せたくないとか嘘吐き泥棒の始まり
好きな人の前ではわんわん泣くクセに ぶりっ子かよ今日はとりあえず家にいてダラダラしなよ
馬鹿らしくなって気づけばお腹が減ってるだろう
明日晴れても晴れなくてもどこか行こう
指切りげんまん嘘ついたら ぶん殴りに行くからさ出典:「RING DING」作詞あいみょん
「プライドがある」とか言ってるけど、あんたにプライドなんて似合わないよ。もっと素直になって、泣きたい時は泣いていいんだよ。彼氏の前ではなくくせに、私の前では泣かないとか”ぶりっ子”かよ。
とはいっても今日は家でゆっくりして、少ししたら気持ちも落ち着くだろう。そしたら、二人でどこかに行って気晴らししよう。絶対、約束だからね。
辛いことがあったけれど強がる友人に、ぶっきらぼうながらも優しく接する主人公。こんな親友がいたら、毎日が楽しそうですね!
無理に笑えとは言わないけど〜
無理に笑えとは言わないけど
一緒にいて正直楽しくない
言いたいこと悩みがあるのなら
なんでも聞いてあげるさ出典:「RING DING」作詞あいみょん
場面は変わり、どうやら友人とでかけた様子の二人。でも、まだ落ち込んでいるらしく笑顔すらみせない友人に少し苛立っている様子の主人公。
悩みがまだあるのなら、何でも聞くから言ってほしい。
だから陰口 悪口 どんとこい〜
だから陰口 悪口 どんとこい
全部笑いに変えてあげる いちいち根暗になって
うずくまってるとかうざい ほっとけとか言うなら
まじでほっとくぞ カッコつけんな今日はとりあえず 家にいて映画でも観なよ
アホらしくなって気づけば眠りについてるだろう
明日コロッと機嫌直して出てこいよ
指切りげんまん嘘つく前に 会いに行ってあげる出典:「RING DING」作詞あいみょん
悩んでずっと暗いままの友人。誰かの悪口でも陰口でも、私が全部笑いに変えてあげるから何でも言ってよ。だから「ほっといてよ」とか言うんじゃないよ。
どうしても気持ちが乗らないのなら、今日はおとなしく家で映画でも観てなよ。気がついたら気持ちも落ち着いてるだろうから。それで明日になったらすっかり気分も良くなっているはず。そしたらまた、会いに行ってあげる。
こんな友人がいら、落ち込んでるのが本当に馬鹿らしくなってきそうなくらい、いいヤツですね。人生が好転する気しかしないです。
いいことを探しに行くよりも〜
いいことを探しに行くよりも
一緒にいれば割とどうでもよくなるさ
「時の流れに身を任せ」って よく言うでしょ
「元気を出せよ」出典:「RING DING」作詞あいみょん
気分転換にどこか出かけるより、一緒にいるだけで悩みなんてどうでもよくなるよ。
「時の流れに身を任せ」はテレサ・テンの歌のことでしょうか。あいみょんならば、テレサ・テンの引用をしても不思議ではないですね。時間が経てば勝手に気持ちも落ち着くだろうということですね。
まとめ
親友は正義
恋、仕事、家族、人間関係など人生に悩みはつきません。そんな中でも、励ましてくれる人がいるほど心強いものはないなーと、この楽曲を聴いて改めて感じます。
1人で乗り切る強さも大事ですが、真面目な人ほど1人で抱え込みすぎてしまったりもします。誰かに相談するだけでも心が軽くなったり、救われたりするものです。
自分自身も誰かにとっての心の支えになれたらいいな、とも考えるきっかけにもなりました。
おまけ:あいみょんの言葉
アップテンポの楽曲は他にもあるんですけど、ああいうポップで、青春感のある曲って、当時は他になかったんです。なので、自分にとって新しい音楽のジャンルを開いてくれたというか、「(アレンジを担当したマイキーことMichael Kanekoさんに対して)ありがとうございます!」って感じでした。
出典:Qetic