歌詞の意味

あいみょん「さよならの今日に」歌詞の意味を考察丨不滅のロックスターとは誰のことか?

初の配信専シングル曲「さよならの今日に」。報道番組news zeroのために「ニュースを『じぶんごと』に」というテーマで書き下ろされました。そして2020年1月6日(月)〜12月26日の約1年間の間、エンディング曲として使用されました。

 

さて、この「さよならの今日に」は一体どんなメッセージが込められた楽曲なのでしょうか。歌詞を深堀りしながら迫っていきたいと思います。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
MVは「桜丘の再開発地区(渋谷駅)」にて撮影したことでも話題となりました。

目次

どんな曲?

まだ聴いたことがない人は…

まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。

出典:あいみょん – さよならの今日に【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

楽曲詳細

リリース日&収録

2020年2月14日発売 1st配信シングル「さよならの今日に」

2020年9月9日発売 3ndアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」

曲の長さ

5:42(イントロ 0:28)

視点

タイアップ

「news zero」書き下ろしテーマ曲

テーマ

この曲のテーマは「news zero」のテーマでもある「ニュースを『自分ごと』に」です。

過去に大きな過ち(後悔)をしている人間。「もう一度人生をやり直したいけれど、やり直せないのが現実。それを受け入れた上で、この先も生きていこう」という決意の歌です。

歌詞の意味を深堀り!

ここからは、「さよならの今日に」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。

全て個人的な見解ですので、正解というわけではありませんのでご了承ください。みなさんもこの記事を参考にして、ぜひ自分なりの解釈を考えてみてください!

泥まみれの過去が〜

泥まみれの過去が 纏わりつく日々だ
鈍くなった足で ゴールのない山を登る

出典:「さよならの今日に」作詞あいみょん

自分にとって思い出したくない過去の思い出。忘れようにも、それが頭から離れない。重い足取りで、先の見えない人生を生きている。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
全く先の見えない道を必死に歩いている人間の姿が頭にイメージできますね。

恋い焦がれたこと〜

恋い焦がれたこと 夢に起きてまた夢見たこと
これまでを切り取るように 頭の中を巡る

出典:「さよならの今日に」作詞あいみょん

「ああなりたい」「こんなことしたい」色んな思いや夢がないわけではない。今までの思いが頭から離れず、ぐるぐると回っている。

明日が来ることは解る〜

明日が来ることは解る
昨日が戻らないことも知ってる
できれば やり直したいけれど

出典:「さよならの今日に」作詞あいみょん

できることなら過去に戻ってやり直したい。でも、どうあがいていても明日は来てしまうし、過去に戻ることも出来ない。それは誰より自分が分かっている。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
現状の環境を受け入れられないと、「あの時ああしていれば」「あの決断がなければ」などとつい考えてしまいます。でも、やり直せないことは百も承知なんですよね。これからどうするか、しかないのは分かっているけどなかなか前に進めない。そんな葛藤が垣間見えます。

切り捨てた何かで今があるなら〜

切り捨てた何かで今があるなら
「もう一度」だなんてそんな我儘
言わないでおくけどな
それでもどこかで今も
求めているものがある
不滅のロックスター 永遠のキングは
明日をどう生きただろうか

出典:「さよならの今日に」作詞あいみょん

過去を諦めて切り離してきた人生。そんな生き方で歩んできた人生だから「もう一度やり直したい」だなんて、そんなワガママは流石に言えない。でも、それでも心のどこかで何かを求めてしまっている自分がいる。

不滅のロックスター、彼だったら一体明日をどう生きたんだろう。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
「不滅のロックスター 永遠のキング」は、マイケル・ジャクソンのことを指しているとネットでは言われていましたが、真相は分かりません…

傷だらけの空が やけに染みていく今日〜

傷だらけの空が やけに染みていく今日
鈍くなった足で 河川敷をなぞり歩く
涙が出ることは解る
気持ちが戻らないのも知ってる
それなら 辞めてしまいたいけれど

出典:「さよならの今日に」作詞あいみょん

心が荒んで、鈍い足取りになって歩く。どうあがいても過去には戻れない、それならいっそのこと諦めてしまいたい…

残された何かで今が変わるなら〜

残された何かで今が変わるなら
「もう一度」だなんて そんな情けは
言わないでおくけどな
それでもどこかで今も 望んでいる事がある
伝説のプロボクサー 謎に満ちたあいつは
明日をどう乗り越えたかな

出典:「さよならの今日に」作詞あいみょん

こんな状況で今を変えることが出来るなら「もう一度やり直したい」だなんて情けは言わない。でも、やっぱりどこかで諦めきれずに望んているものがある。

消えてしまった”彼ら”は、一体どうやってこの思いを乗り越えるのだろうか。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
「伝説のプロボクサー」は特にモデルはいないそうで、「謎に満ちたあいつ」は尾崎豊を少しイメージしたそうです。

吹く風にまかせ 目を閉じて踊れ〜

吹く風にまかせ 目を閉じて踊れ
甘いカクテル色の空を仰げ
そんな声が聞こえる

出典:「さよならの今日に」作詞あいみょん

「そんな時は、深く考えすぎるな。身を任せ、目を閉じ、空を見上げろ」そんな声が聞こえた気がした。

まとめ

人生をやり直したいと思ったことはありますか?

人生全てが上手くいっている人は、なかなかいないでしょう。多少なりとも「あの時ああしておけば良かった」「もう少しうまくできたのに」という思いは誰しもあるでしょう。

例えばニュースを見ていても、罪を犯してしまった人、事件に巻き込まれてしまった被害者、その家族など、様々な感情が渦巻いています。それを完全に他人事として全て流してしまうのではなく、自分だったらどうするか、相手の立場に立ったときにそれで正しいのかなど、考えるべきことはたくさんあります。

そういったことを自分ごととして捉えることが出来れば、人生で行き詰まったときにも解決策が見出だせたり、人の気持ちに寄り添うことが出来たりするのではないでしょうか。

「さよならの今日に」はなかなかに深いテーマを与えてくれた楽曲でした。

おまけ:あいみょんの言葉

「さよならの今日に」という楽曲をnews zeroのテーマソングとして書き下ろしさせて頂きました。日々切り捨て切り取られ生きていく中で、もう戻れない昨日や気持ちがある事は解っているけれど、それでも求めてしまうものがある。あの日あの時あの場所にいたあの人は、いったい明日をどう生きたんだろうか。あの人なら、明日をどう乗り越えるのか。自分の身の回りで巻き起こる出来事、自分の中にある過去への執着や後悔、そして希望に、簡単にさようならができない。
でもこれは、私の話であって、1日の終わり、”さよならの今日に”この楽曲に出会った人、そうじゃない人も、それぞれが沢山の捉え方で自分のものにしてもらえると幸いです。

出典:日テレTOPICS

 

この場所は日々変化していく場所で、 もう一度この景色で撮りたい!だなんて我儘言っても、もう撮れないです。 本当に貴重な経験をさせて頂きました。 いつか自分が歩いた土の上が恋しくなるほど ピカピカになってく渋谷の街に、 私は何を思うのかなぁと。ふと考えてしまいます。 戻れないのは分かってるけど。 是非、沢山観て欲しいです。 宜しくお願いします。高い所、怖かった。

出典:オフィシャルサイト

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA