歌詞の意味

あいみょん「19歳になりたくない」歌詞の意味を考察丨18歳のあいみょんを襲った”苦悩”とは?

18歳のあいみょんが19歳を迎えるにあたって、大人になることへの不安や憧れなど様々に葛藤する思いを歌った楽曲「19歳になりたくない」。

誰もが通る”大人の階段を登る葛藤”を見事に描いています。ここではより深堀りをして、一体あいみょんがどんな思いでこの歌詞を綴ったのかを考えていきます。

どんな曲?

まだ聴いたことがない人は…

まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。

楽曲詳細

リリース日&収録

2015122日発売 インディーズ2ndアルバム「憎まれっ子世に憚る」

曲の長さ

4:49(イントロ 0:15)

視点

あいみょん自身

タイアップ

テーマ

この曲のテーマは、「思春期の苦悩」です。

大人になるにつれ見たくないものも見なくてはいけない、本当の自分が何なのかを知るのが怖い…。そんな19歳になる直前の心境と苦悩を描いた楽曲です。

歌詞の意味を深堀り!

ここからは、「19歳になりたくない」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。

全て個人的な見解ですので、正解というわけではありませんのでご了承ください。みなさんもこの記事を参考にして、ぜひ自分なりの解釈を考えてみてください!

明日になれば私〜

明日になれば私 何か変わっちゃうかな
どうにもこうにも 想像がつかない
小中高と進んで 逃げ方も覚えた
自殺者を笑い その勇気に拍手して

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

周りの友人は大学進学する中、これからもみんなと会えるのか。また、自分はこの先ちゃんとやっていけるのか。高校まで出て、ある程度の”逃げ方”も変わってきた。でも、未来が全く見えない状況で不安が募っている。

「自殺するくらいの勇気をもっているのは、ある意味で凄い」と、どこかで感じていていた。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ

不安で押しつぶされそうになった思春期を送ったことがある人ならは、絶対に共感できる部分ではないでしょうか。

また、ここでは自殺者についても言及しています。当時のあいみょんは『自殺をするって凄いな、自殺する勇気を他の何かに使えるんじゃないかって、ちょっとひねくれた精神だったんですけど、ハタチを過ぎてからは、そういう生き方もあるんやろうなって思うようになりました』と語っており、あいみょんの中でも心境の変化が起きているようです。

カメラを片手に

カメラを片手に ギターを背負い
人の話さえも かすんでく
手放したもの 偽物だったから
もう いらない 必要ない

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

カメラ・ギターに夢中になり、人の話しは聞こえない。

手放したものとは、自分には必要がないと捨てたもの全てのことでしょう。思春期には得るものが多い一方で、捨ててしまうものも多い。例えば、仲良くなくなった友人・テスト勉強・親の顔色を伺うなど。「そういったものはもう必要ない」と気持ちを振り切っています。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
このころのあいみょんは、好きなことを目一杯していたといいます。カメラにギター、バイトと、他の人の意見はあまり耳に入ってこなかったのかもしれません。

大人になるたびに〜

大人になるたびに 夢見てばかりの自分が嫌になり
数えられるほどの 痛みと苦しみでかき消すんだ

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

小さい頃は夢を見ることが純粋で大切だったけれど、大人になるにつれて現実を知り、そんな夢を描いている自分が嫌になってくる。実現するかも分からない夢を語るのも恥ずかしく思えてくる。

そんな気持ちをかき消すように、その頃に抱えていた苦しみや心の痛みを感じている。

現実逃避を 繰り返す日々は

現実逃避を 繰り返す日々は
思えば楽だった 最高の友達でした

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

夢から逃げて好きなことややりたいことだけやる、そんな日々を繰り返していた。今振り返ると、そうやって生きていくのはすごく楽だった。

18の今言えることは一つ

18の今言えることは一つ あの日の記憶は消えますか
手に取れる物 それは全て欲しい
けど 今で十分な気がする

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

好き勝手やっていた時の記憶は、次第に消えていくものなのだろうか。

手に入れたいものはもちろん全てほしい。でも、本当にそれは自分に必要なものなのか。もしかしたら、今持っているもので十分なのではないだろうか。

大人になるたびに〜

大人になるたびに 見たくないものを見ては
泣いちゃうし 本当の自分に気づくことは少し怖いんだ

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

大人になるたび、自分の無力さや将来への不安など考えたくないものと対峙すると泣いてしまう。本当の自分と向き合うことは怖い。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ

漠然とした将来への不安。そして、それを今の自分に解決できるのか、自分の実力と向き合うことって意外と難しいと思います。

特に、18歳とか19歳のときって「まだ自分は子供だから仕方ない」と逃げてしまいがちです。でも、いつまでもそんな思い出はいけないと、心のどこかでは分かってる。そんな葛藤をしていた時の自分を思い出します。

18の今思うことが一つ

18の今思うことが一つ 何故人は減る命に祝いを捧げるの
強くはなりたい でも弱くもありたい 私のままでいたい

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

減る命に祝いを捧げる」とは、誕生日にお祝いをすること。誕生日が来たということは、寿命がそれだけ短くなったということでもあり、なぜそんな事にお祝いするのかという疑問を投げかけています。

もちろん強くなりたいけれど、人間というものは弱さを持ち合わせているもの。弱さというものは決して悪いものではない。だからこそ、弱さを恐れることなく自分の弱さを認めた上で、強さを求めていきたい。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
誕生日が必ず”誰にとっても”嬉しいものであるというのはある意味思い込みなのかもしれません。人によっては、誕生日が来ないで欲しいと感じている人もきっといるはずです。その境地に10代で到達したあいみょんに頭が上がりません。

思い出せないもの〜

思い出せないもの どこかに忘れてしまった宝物
一度握った手も 知らぬ間に離れてしまったんだ

(中略)

出典:「19歳になりたくない」作詞あいみょん

切り捨ててしまった過去、今はもう忘れてしまった思い出。それは、きっと自分にとって宝物だったはず。

気づけば忘れてしまっていた”過去に経験したこと”や”過去に一緒にいた人たち”。自分でも知らぬ間に切り離してしまっていた。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
あとになって「あれは貴重な経験だった」とか「あの時にあの言葉があったからここまでこれた」という事を思い返すということはみなさんもあるのではないでしょうか?自分にとって大切なはずだけれど、知らぬ間に忘れていたり捨ててしまったりしている。でも、そんな記憶もきっと自分にとっての宝物なんですよね。

まとめ

思春期から大人へ

子供の頃は大人になるって”大層なこと”でしたよね。誰も未来を教えてくれないし、どうなるかも分からない。自分がなりたいものになれるか、どうやったらなれるのかも学校では教えてくれない。

今思えば、そんな悩むことが一番大切なことなのかもしれません。あの時、必死で悩んだから今があるし、先に進むことが出来た。悩むことは決して悪いことばかりじゃない。

そして、いざ大人になってみると「あれ?意外と変わらないなー」ってなるんですよね。

おまけ:あいみょんの言葉

18歳の時に作った「19歳になりたくない」っていう歌にも“自殺”っていうワードは出てくるんです。この歌を作った時は、自殺をするって凄いな、自殺する勇気を他の何かに使えるんじゃないかって、ちょっとひねくれた精神だったんですけど、ハタチを過ぎてからは、そういう生き方もあるんやろうなって思うようになりました。歳を重ねるごとに考え方が凄く変わってきてるので、「生死」とか「人間」について考えていると毎回止まらなくなるんです。

出典:BARKS

 

高校を卒業して、大学には行ってないんですけど、18歳ってホンマに自分の好きなことしかやってなかったんですよ。とりあえずバイトしてお金を貯めて、好きなもの買って……みたいなことをしているうちに、日々がめちゃめちゃ充実してるなって思っていて。ただ、別に根拠はないんですけど、19歳になったらそれがなくなるかもな、みたいな思いがあって。今は友だちも遊んでくれてるけど、みんな大学に行ってるから、これからもっと忙しくなるはず。そう思うと、なんか怖いなって。それで、19歳になりたくないな、と思って書きました。

出典:RealSound

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