歌詞の意味

あいみょん「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」歌詞の意味を考察丨”金の成る方”へは行かないという決意!

アルバム「おいしいパスタがあると聞いて」の1曲目に収録され、ライブ「AIMYON TOUR 2020 ミート・ミート」でもセットリスト1曲目になった楽曲「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」。この曲は、あいみょんのこれまでの葛藤や思いを書き綴るった特別な楽曲です。

ここでは、そんな思いの込もった楽曲の歌詞の意味を深堀りしていきます!

目次

どんな曲?

まだ聴いたことがない人は…

まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。

出典:Remember the Days We’re Talking Rubbish in the Twilight

楽曲詳細

リリース日&収録

2020年9月9日発売 3ndアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」

曲の長さ

3:43(イントロ 0:01)

視点

あいみょん本人

テーマ

この曲のテーマはを一言で言えば「(あいみょんの)生き方」でしょうか。あいみょんがこれまで抱えてきた経験や思いを、歌詞に取り入れています。

歌詞の内容としては、自分が最も自分らしくいられた”あの時(学生時代?)”を思い出しながら、今の自分に満足せず「本当に価値があるものとは何か」「自分が本当にやりたいものは何か」を考える、といったものです。

歌詞の意味を深堀り!

ここからは、「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。

全て個人的な見解ですので、正解というわけではありませんのでご了承ください。みなさんもこの記事を参考にして、ぜひ自分なりの解釈を考えてみてください!

愛は全てを解決しない〜

愛は全てを解決しない
金があれば何でもできるかもしれない
余裕のある生き方がしたい でも
鐘のなる方へは行かないぞ

出典:「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」作詞あいみょん

愛だけでは生きていけない、かと言ってお金があればいいのかといえばそうではない。誰もがみんなお金に余裕のある人生を送りたいと思うだろう。でも私は鐘のなる方(金の成る方ともかけている)へはやすやすと行くことはしない。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
今の時代って、鐘のなる方(みんなが無意識で進んでしまうわかりやすい人生)や金の成る方(稼ぎやすい、儲かりやすい方法)に飛びつきがち。でも、本当にそれでいいのか。というアンチテーゼが込められているように思えます。

高いものに目は眩むけれど〜

高いものに目は眩むけれど
安っぽいものを最後まで信じてみたい
余裕のある人はかっこいい でも余裕のない人生は燃える
そうやって自分を奮い立たせることも
負けず嫌いも生まれつき
だからもっと刺激を もっと混乱を もっと人生を

出典:「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」作詞あいみょん

高いものに目は移ろいやすいし、お金にも余裕があったほうがかっこよくも見える。でも、生きるのに必死で余裕がない人生だからこそ、自分を奮い立たせて刺激のある人生が送れるのではないか。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
あいみょんのハングリー精神が垣間見えるパートですね。

黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を〜

黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を

出典:「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」作詞あいみょん

まだ何も持っていなかった、ただただバカな話をして盛り上がっていた昔。当時を思い返す。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
「あの時のように何も持っていないけれど希望だけはあったあの頃のように、今を必死に生きていきたい」と、きっとこういった思いが込められているのだと思います。

まとめ

「持っている」とはどういうことか

権力やお金を持ってれば幸せなのか。お金があれば夢は何でも叶うのか。人生は余裕があればあるほど有意義になるのか。「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」は、生きていく上での様々なテーマを題材にして、訴えかけてくる楽曲です。

自分が本当にやりたいことをやれているのか、行く先はその方向であっているのか。自分の意志で人生を歩んでいるのか。そんなことを改めて考えされられました。

また、純粋にあいみょんの力強い歌声を聴くことが出来るので、何度もリピートして聴きたくなる歌でもあります。

おまけ:あいみょんの言葉

気付かないうちに当時の心境が歌詞に表れているかもしれません。ないものねだりと言いますか、私はわがままでずるい性格なんですよ。売れて人気者になって順風満帆って言われることをずっと望んでいたわけじゃないですか。でも満たされていくにつれて、そういうものに対して嫌悪感みたいなものも感じるようになって。「トントン拍子って言われるのがホンマに嫌」っていうのをテレビで言ったことがあるんですよ。自分が信じた曲がスタッフさんたちのおかげもあってちゃんと世に届いて、デビューして3年目で紅白に出たりとか、ありがたいことにそういうチャンスに恵まれていたし、周りから見たらトントン拍子なんでしょうけど、その裏側にはキツかったこともたくさんあるのにな、って。このまま続けていくのはもう無理やなと思ったときもありましたし。みんな「デビュー何年目でこうなって……」って時間で判断しちゃうじゃないですか。でも測るべきものは時間じゃなくて、いかにその1年の365日の密度を濃く過ごしてきたかだと思うんですよね。その密度を考えたら全然トントン拍子じゃなかった。世の中に対してそういう苦労話がしたいわけじゃないんですけどね。でもそうやって簡単にここまで来れたかのように言われることが悔しい時期があったんです。

-そういう葛藤が1曲目の「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」の「高いものに目は眩むけれど / 安っぽいものを最後まで信じてみたい」「余裕のある生き方がしたいしたいしたい でも鐘のなる方へは行かないぞ」という歌詞から感じ取れました。

自分にとってはけっこう厳しいなと思う瞬間だったり、もうめちゃめちゃ悔しい経験もしてきたから、そのときの気持ちを忘れたくないという思いが1曲目の歌詞に通ずるかもしれないです。今こうやって選んでアルバムに入れたのも、そういう悔しい気持ちがまだあるからなんですよね。音楽は勝ち負けじゃないって言うけれど、私は勝ち負けやって思ってて(笑)。そういう負けず嫌いの気持ちを3年前の自分が言ってくれていたんですよね。

出典:音楽ナタリー

 

2~3年前にできていた曲なんですけど、今の自分が言いたいことを昔の自分が言ってくれてるなって思って、絶対一曲目にしたいと思いました。《鐘のなる方へは行かないぞ》っていうのは、煌びやかな方、お金がある方へは行かないぞ、だまされたくない、みたいな意味ですね。アーティストとして活動していて、キラキラした世界だなって思うけど、どこかに落とし穴がある気がしていて。
もう少し自分を不幸にししなければというか、自分にちょっとしたトラブルが起これば、10代のデビュー前の頃みたいに、「まだまだやってやるぞ!」って、燃え上がれる気がするんです。捻くれてるとも思うけど、それを3年前の自分が言ってくれてたので、その気持ちは大事にしたいなって思いました。「あいみょんのこと知らない人なんていないよ」みたいに言われたりもして、嬉しいけど、その状況に甘えてはいけないので、常に「こんなのは今だけ」って思いながら、落とし穴に落ちないように進んでいかなきゃなっていうのは思ってますね。

出典:Qetic

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