歌詞の意味

あいみょん「愛を知るまでは」歌詞の意味を考察丨”菅田将暉”出演ドラマ「コントが始まる」主題歌!

あいみょんは恋愛ソングだけじゃない!人生観を歌った11thシングル「愛を知るまでは」。実はこの曲、メジャーデビューして1年目の2017年に作られたものなんです。

そして4年後の2021年、ドラマ「コントが始まる」の主題歌となった本作。自身のデモ曲を聞き返している時に「ドラマと楽曲と、きっと何か重なるものがあるんじゃないかと私の中で確信した」というあいみょん。

いったい、どのような内容の歌詞なのか迫ってみたいと思います!

https://twitter.com/aimyonGtter/status/1390625899083567104

目次

どんな曲?

まだ聴いたことがない人は…

まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。

出典:あいみょん – 愛を知るまでは【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

ショートバージョンは↓

出典:あいみょん – 愛を知るまでは 【very short movie】

楽曲詳細

リリース日&収録

2021年5月26日 発売 11thシングル「愛を知るまでは/桜が降る夜は」

曲の長さ

4:36(イントロ 0:09)

視点

あいみょん本人

タイアップ

ドラマ「コントが始まる」の主題歌(書き下ろしではない)

※書き下ろし用に5、6曲作ったけれど、やはり「愛を知るまでは」が一番良かったと語っています

テーマ

この曲のテーマは、あいみょん自身の「夢に向かう想い」です。

2017年当時のあいみょんの気持ちをダイレクトに歌詞に乗せた、非常に想いの強い内容となっています。あいみょんの夢を叶えるまでの苦悩や想いをぜひ感じ取っていただきたいと思います。

歌詞の意味を深堀り!

ここからは、「愛を知るまでは」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。

全て個人的な見解ですので、正解というわけではありませんのでご了承ください。みなさんもこの記事を参考にして、ぜひ自分なりの解釈を考えてみてください!

いざ、手のなる方へと〜

いざ、手のなる方へと 導いたのは
誰でもない自分自身なのに
自信がないよ 笑っちゃうな もたついている
空気が抜けたままの身体

走れど走れど続く 人生という名の
死ぬまで続くエピソードは 軽いままの身体では
吹き飛ばされて すぐに終わってしまうな

あー、誰にもないものを持っていたいのになぁ
無理矢理に抱きしめてた 心を今解いて

出典:「愛を知るまでは」作詞あいみょん

「手のなる方」とは、”目標や夢”など、目指している場所のこと。目標や夢を設定したのは他でもない自分自身なのに、なぜか自信がなくなってしまっている。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
あいみょんは当時を振り返り、「売れたいとか負けたくないみたいな気持ちが一番強かった時」だったと語っています。その反面、上手く行かないと不安になったり自信がなくなってしまう自分もいたのでしょう。

「空気が抜けたままの身体」「軽いままの身体」力の抜けた自分や弱気になっている状態。

どんなに頑張って必死になっても、人生という名の旅は死ぬまで続く。このままの気持ちではすぐにやられてしまう…

「誰にもないものを持っていたいのになぁ」誰しも自分には他の人が持っていない才能があると信じていたいもの。しかし、「必ず自分は成功する!」と思っていても、色んな壁にぶつかる度に心が揺らいでもいく。

優しい心を持ちたいのだけれど〜

優しい心を持ちたいのだけれど
時にはがむしゃらに怒って
涙は真に受け止める
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれた運命辿って 今日も明日も生きて行こう

出典:「愛を知るまでは」作詞あいみょん

「優しい心を持ちたいのだけれど 時にはがむしゃらに怒って」人に優しくするばかりでは、自分の心に嘘をついている瞬間も出てくる。時には感情を爆発させて怒ったり泣いたりすることも必要だし、大事なのではないか。それが自分を受け止めるということにも繋がる。

「涙は真に受け止める」そして、もし泣いてしまってもそれが自分のホントの感情なんだと受け止めることが必要。

「愛を知るまでは死ねない私なのだ!」あいみょんいわく、ここでいう愛とは”私をアーティストとして見てくれる人たちからの愛、音楽の世界からの愛”だという。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
当時のあいみょんは誰よりも”音楽で成功したい”という想いが強かったようですね!

「導かれた運命辿って 今日も明日も生きて行こう」音楽をするに当たって様々な人達と出会ったあいみょん。その出会いの一つ一つが運命となって導かれていく。

目の前に見えた星は〜

目の前に見えた星は 幾千年の輝きを失いそう
夢で終わる夢ならば
見なくていいと 自分に言い聞かせた

あー、まだ咲ききれない 花のような毎日だなぁ
無茶苦茶に走り続けた 身体を今休めて

出典:「愛を知るまでは」作詞あいみょん

「目の前に見えた星は 幾千年の輝きを失いそう」見え隠れする夢は近いようで遠い存在。目の前に現れたチャンスは、長続きすることなく輝きを失っていく。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
作曲当時、「”君はロックを聴かない”という曲が自分の人生を変えてくれると思っていた」というあいみょん。しかし、思ったほど上手くは行かなかったと語っています。目の前まで来た夢が少し遠のいた…そんな感覚だったのでしょうか。

「夢で終わる夢ならば 見なくていいと 自分に言い聞かせた」叶わない夢を見るくらいなら見ないほうがましだ。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
裏を返せば、あいみょんはそれくらい本気で「夢を叶えてやる」という思いだったのでしょう。
ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
あいみょんは当時を振り返って「ずっと太陽の塔の下で歌うのが夢ですとか言ってるけど、ほんまに語るだけの夢で終わるくらいなら腐ってしまったほうがいいんじゃないかとか、そういうことを思ってて…」と語っています。あいみょんクラスのアーティストでもこんなに弱気になっていた時代があるんですね。

「まだ咲ききれない花」目標を叶えていない自分を咲いていない花に例えている。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
当時、蕾の状態から絶対に花開いてやろうと思っていたはずです。

「無茶苦茶に走り続けた 身体を今休めて」突っ走りすぎてもダメなこともある。時には休みも必要。

交わることのない誰かと巡り合い〜

交わることのない誰かと巡り合い
無限に広がる雲に乗って 見たことのない虹を見たい
愛を知るまでは死ねない私なのだ!
導かれる運命頼って 今日も明日も生きて行こう

出典:「愛を知るまでは」作詞あいみょん

「交わることのない誰かと巡り合い」音楽をやっていなければ出会うはずがなかった色んな人達に出会った。

「無限に広がる雲に乗って、見たことのない虹を見たい」そんな出会いをする中で、まだ見ぬ”成功した未来”を掴みたい。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
当時のあいみょんの”未来への想いと決意”が感じられます。

「今(2021年)の自分に思うこと」を聞かれたあいみょんのメッセージです。これに尽きるのではないでしょうか。

あいみょん:心の底からそうなりたかった自分が、ちゃんとその虹を見られたなっていう自覚はありますね。ほんまに交わるはずじゃなかった人達や一緒にモノを作る人もそうやし、先輩だったりファンの方々を含め、音楽をやっていなかったら出会わなかった人達にたくさん出会って、無限の可能性が生まれて、そこでいろんな芸術だったり音楽をやらせてもらっているっていうのは感じるので。そういう意味では、夢で終わる夢ならば見なくてよかったと思ってたけど、それでもやっぱり諦められなくて一生懸命やってきたし、だからこそちゃんとその夢は叶ったなって思うし…そういう答え合わせにもなっている曲ですね。

まとめ

挫けそうになったらこの歌を聴け!

挫けそうになる日もあるけれど、決して折れずに夢に向かって突き進むあいみょんの気持ちが赤裸々に綴られている歌詞でした。歌詞自体はあいみょんの視点で書かれたものですが、これは夢を追う誰しもが共感できる内容ではないでしょうか。

人生で挫けそうになる瞬間は何度となく訪れてくると思いますが、そんな時はこの曲を聞いてあいみょんから元気をもらいましょう!

(余談ですが)個人的にラブソングも好きですが、こうした人生観を歌う楽曲がとても好きです(系統は少し違いますが「さよならの今日に」もすごくハマった楽曲です!)

あいみょん「さよならの今日に」歌詞の意味を考察丨不滅のロックスターとは誰のことか?”さよならの今日に”の「不滅のロックスター」「永遠のキング」「伝説のプロボクサー」とは一体だれのことなのか?あいみょんが伝えたかったメッセージとは?出来る限り調べて考察をしましたので、ぜひ参考にしてください!...

おまけ:あいみょんの言葉

出典:SmartNews ワーナーミュージック・ジャパン あいみょん「愛を知るまでは」特別映像

私は過去のデモ曲を寝る前に聴く習慣があり、台本を頂いて、何曲か作ってみる日々の中、メジャーデビューして1年目。2017年。1番這い上がりたかった時に作っていた「愛を知るまでは」のデモを改めてふと聴き直していると、「あー、この気持ちなんかもしれへん」と肩の力が抜けました。

自ら導いた世界はそう簡単ではなくて、読めない譜面を部屋に投げつけたこともあったし、こんなはずじゃなかったと思うことだらけで、悔しかった。そんな記憶が、ドラマと楽曲と、きっと何か重なるものがあるんじゃないかと私の中で確信に変わりました。

同世代の役者の皆さんが勢揃いする中、私も同じ世代としてこの作品に参加できることができで嬉しいです。私は私の人生をこのドラマにぶつけてみたいと思ったし、5人の仲間になりたいと思いました。

出典:BARKS

 

(作曲当時の思いを聞かれ)「22歳の頃っていうのは、まだ世の中にあいみょんという名前は知れてなかったですし、どこかで自分の選んだ道が間違いやったかもしれないと不安になりながらも、そこから這い上がりたかった時期ではあったんですよね。だから、そういうタイミングでこの曲が出来たのは自分の人生の中での必然的ではあった気がします。過去の曲を書いた時のことって結構思い出せないんですけど、この曲に関しては”ゾワゾワする気持ち”があって。売れたいとか負けたくないみたいな気持ちが一番強かった時なのかなって自分で聴いていても思うというか、その気持が伝わってきてちょっと心が震えるというか…レコーディングしながらも震える感覚がありましたね。歌い出しの<いざ、手のなる方へと 導いたのは 誰でもない自分自身なのに>っていうのも、凄く身に覚えのある感覚というか」

(「夢で終わる夢ならば 見なくていいと 自分に言い聞かせた」の歌詞について)ずっと太陽の塔の下で歌うのが夢ですとか言ってるけど、ほんまに語るだけの夢で終わるくらいなら腐ってしまったほうがいいんじゃないかとか、そういうことを思ってて…なんかほんまに色々思い出します。私にとっても人生とは何なのか、このアーティスト人生とは何なのかみたいなことを改めて感じされられる曲になったと思いますね」

(「優しい心を持ちたいのだけれど 時にはがむしゃらに怒って 涙は真に受け止める」の歌詞について)「ね。私ってそういう節があるなって思うんですよね。結構『そんなことないよ』とか『大丈夫です』って言ってきた人生だったと思うし、そういう優しい心を持っていたいけれど、でも時々すっごい怒りたくなったり泣きたくなったり、自分の感情を爆発させたくなることがあって。そういうのを自分の中でちゃんと受けとめてあげないと、自分というものが消えてしまうんじゃないかなって思う…この時はそれくらい、我慢することの限界を知った時期でもあったと思いますし。あと無理しないっていうことも知った時期でもありましたね」

(「愛を知るまでは死ねない私なのだ」の歌詞について)ここで歌っている自分にとっての愛というものは一体なんなんやろうな?って、自分でも改めて考えたんですよ。愛というものはいまだにわからないもののひとつではあるんですけど、ただ知ってる愛もあるんですよ。家族愛は知っているし、好きな人ができてっていう恋愛感情みたいな愛も知ってはいるつもりで。だからこの<愛を知るまでは死ねない>って歌ってる愛ってなんなんやろうなっと考えたら、この時はきっと、音楽に愛されたいっていうことを凄く思ってたんやろうなと思って」「2017年って音楽家としてまだ全く目が出ていない状況ではあったので。”君はロックを聴かない”とかはもうあったんですけど、世の中的な爆発力はなかったですし、だからこそ悔しかったと思うんですよ。私は”君はロックを聴かない”という曲が自分の人生を変えてくれると思ってたんですけど、思ったほど上手くは行かなくて。だから音楽好きの方達というか、私をアーティストとして見てくれる人たちからの愛、音楽の世界から愛を知ってみたい、それが欲しいっていう想いが大きかったんやと思う」

(「交わることのない誰かと巡り合い 無限に広がる雲に乗って 見たことのない虹を見たい」の歌詞について)「心の底からそうなりたかった自分が、ちゃんとその虹を見られたなっていう自覚はありますね。ほんまに交わるはずじゃなかった人達や一緒にモノを作る人もそうやし、先輩だったりファン方々を含め、音楽をやっていなかったら出会わなかった人達にたくさん出会って、無限の可能性が生まれて、そこでいろんな芸術だったり音楽をやらせてもらっているっていうのは感じるので。そういう意味では、夢で終わる夢ならば見なくてよかったと思ってたけど、それでもやっぱり諦められなくて一生懸命やってきたし、だからこそちゃんとその夢は叶ったなって思うし…そういう答え合わせにもなっている曲ですね」

参考記事:MUSICA(ムジカ) 2021年5月号

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