歌詞の意味

あいみょん「ポプリの葉」歌詞の意味を考察丨実は『朝陽』の後日談だった!?

「AIMYON TOUR 2020 ミート・ミート」にて、ギターを持たず後ろに手を組んでしっとりと歌う姿が非常に印象深かった「ポプリの葉」。癖のあるラブソングを数多く排出しているあいみょんですが、「ポプリの葉」に関しては”しっとり&しんみり”聴くことが出来る楽曲となっています。

この記事では「ポプリの葉」の歌詞について深堀りをしていきたいと思います。

目次

どんな曲?

まだ聴いたことがない人は…

まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。

出典:Potpourri Leaf

楽曲詳細

リリース日&収録

202099日発売 3rdアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」

曲の長さ

3:46(イントロ 0:09)

視点

女性

タイアップ

テーマ

この曲のテーマは、「失恋した女性」です。

2年前に別れた彼のことを忘れたいけれど、なかなか思うように忘れられないでいる女性。辛い別れをした後の女性の葛藤を描いています。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
実は、この作品と『朝陽』の登場人物はすべて同じだそうです。朝陽の後日談がポプリの葉というわけですね。あいみょんの想像力は凄まじいっす!

アルバムの中で「朝陽」と「ポプリの葉」は全く同じ時期に作っていて。「ポプリの葉」の登場人物と「朝陽」の登場人物が全く一緒っていう。スタッフさんたちと製作中に”「終電逃して何のつもり?」って聞かれた恥ずかしさ”ってやばくない?って話をずっとしてて。めっちゃ妄想なんですけど、もしもこんなこと聞かれたらめっちゃ辛いなって。こんなこと言う男の人は最低ですからね。

出典:テレビブロス 2020.10

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歌詞の意味を深堀り!

ここからは、「ポプリの葉」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。

全て個人的な見解ですので、正解というわけではありませんのでご了承ください。みなさんもこの記事を参考にして、ぜひ自分なりの解釈を考えてみてください!

結局忘れられなかった〜

結局忘れられなかった 香りを買いに渋谷へ
簡単に自分の香りを 捨ててしまうような女です
普段はあまり行かないような お店に入るのもいいね
この香りにたどり着くまでに 本当に色々あったな

出典:「ポプリの葉」作詞あいみょん

彼とまだ付き合っていた頃に、一緒に買ったポプリ。その香りを忘れられずに、再び渋谷まで買いに来てしまった。そして、その香りを再び手に入れるということは彼への未練があると認めることになる。しかし、そんなプライドを捨ててまでもその香りを求めてしまっている。

これまで、本当にいろんなことがあったな…

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
「普段はあまり行かないようなお店」とは、ポプリの葉が売っているような雑貨屋でしょうか。

普段は通り過ぎてしまいそうなお店を恋人とふらっと入ることって楽しいですよね?みなさんもこういう経験ないでしょうか?

「この香りにたどり着くまでに本当に色々あったな」という表現で、(浮気をされて破局しそうになったのか)今まで様々な困難が2人を襲ったのではと想像してしまいます。

馬鹿だって分かってる〜

馬鹿だって分かってる 懲りてないよな
まだだって捨てきれない 思い出があるよな
もう一度 もう一度
あの日に戻ってやり直したいな
そしてこの香りとは 結びつきたくなかった

出典:「ポプリの葉」作詞あいみょん

「馬鹿だって分かってる 懲りてないよな」これは想像ですが、彼に何度も浮気をされてはそれを許してしまって「自分はなんて馬鹿なんだ」と自分を責めているのではないでしょうか。

「まだだって捨てきれない 思い出がある」過去に様々な幸せだった良い思い出があるだけに、別れたくないという気持ちが強いのでしょう。

「もう一度、あの日に戻ってやり直したい。そして、この香りとは結びつきたくなかった」出来ることなら、彼と出会う前に戻って人生をやり直せたらな。そうしたら、この香りに出会わない(彼と出会わない)道を歩みたい。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
彼とは出会わない人生を送れたらな…と思ってしまうほど彼が好きで忘れられない存在になっているということですね。なんだかとても切なくなります。

サビ

結局忘れられなかった 香りを抱いて家に帰る
こんなに小さな袋の中に 2年前の私がいます
ハサミで封を切る 溢れないように
ひとつ残らず受け止める 自分のために

出典:「ポプリの葉」作詞あいみょん

迷った挙げ句、やはり彼との思い出の香りであるポプリを買ってしまった。ハサミで封を切ると、2年前の彼との記憶が香りとともに蘇ってくる。「未練を断ち切って、現実を受け入れるためにこの香りから逃げずに受け止めよう」そんな思いが彼女にはあるようです。

ひとつずつ〜

ひとつずつ ひとつずつ
蘇る思い出がフワリ落ちてゆく
そうだった そうでした
こんなにも好きだったなぁ

出典:「ポプリの葉」作詞あいみょん

香りを嗅いで、彼との幸せだった思い出が溢れ出てくる。改めて彼のことがこんなにも好きだったんだと実感する。

涙は出ないけど〜

涙は出ないけど あからさまに揺れる胸の中
傷ついたくせに あの日傷ついたくせに

(中略)

結局忘れられなかった 香りの中で今日も眠る

出典:「ポプリの葉」作詞あいみょん

別れたあの日、あんなに心が傷ついたのに、心がこんなに振れ動くなんて…

忘れようとしてもやっぱりまだ忘れられそうにない。気がつけば、ポプリの香りに包まれながら眠りについていた…

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
彼と別れた時、彼女は立ち直れないくらい傷ついてしまった。「あの日、あんなに傷ついたじゃないか、あの日の辛さを忘れてしまったのか!」と自問自答しながらも、結局は彼の事を忘れられないでいる。そんな彼女の葛藤が感じ取れます。

まとめ

切な死、しそうな歌詞

切ない…切なすぎる…

よく”女性は、男性と違って失恋しても立ち直りが早い”と聞きますが、今回はそんなことはないようです。2年間も引きずるほど大好きだった彼への思いが切なすぎて、聴く度にこっちの心も大変なことになってきます。

香りって、記憶が蘇ってくることってありますよね。皆さんにもきっと思い出の香りがありますよね?そんな思い出の香りを頭に浮かべながらしんみり聴くと、より一層歌詞が切なく聞こえそうです。

おまけ:あいみょんの言葉

これは、数年前にサンタマリアノヴェッラのポプリの匂いが大好きで、その葉っぱを渋谷の東急へ買いに行ったんですよ、そのときの話です。同じ匂いの香水も持ってるんですけど、めっちゃ良い匂いですよね。忘れられない匂いってあるじゃないですか。そこから想像を膨らませて、書いたような気がします。「朝陽」のときも言いましたけど、同じ登場人物の曲ですね。だから「朝陽」に出てくる女の子が振り回されちゃったのが、ポプリの香りのする良くない男の人ってことになるのかな。客観的に読むと。

出典:テレビブロス 2020.10

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