フジテレビ系列で放送中の情報番組『めざましどようび』のチーフプロデューサー渡邊貴氏があいみょんに依頼して誕生した楽曲「プレゼント」。人生に行き詰まった全ての人の背中を押す応援ソングとなっています。
ここでは、具体的な歌詞の意味を深堀りして考察していきたいと思います!
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。
出典:Present
楽曲詳細
リリース日&収録
2019年2月13日発売 2ndアルバム「瞬間的シックスセンス」
曲の長さ
4:18(イントロ 0:24)
視点
あいみょん自身
タイアップ
「めざましどようび」テーマソング(書き下ろし)
テーマ
この曲のテーマは「応援歌」です。
「やりたいことが見つからない」「やりたくないことから逃げがち」など、色々な悩みを持つ人たちに向けて、あいみょんからの応援メッセージが込められている楽曲です。
あいみょんが自分に対して言ってくれていると思いながら聴くと、より一層この曲を楽しめるのではないかと思います。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「プレゼント」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
こんなに近くに落ちている夢を〜
こんなに近くに落ちている夢を
次から次へと蹴飛ばしている
やりたい事をやれない人達が
次から次へと沈んでく出典:「プレゼント」作詞あいみょん
夢は近くにあるものなのに、それに気が付かず自分で蹴飛ばしてしまっている。そして、やりたいことが見つからず、沈んでいく一方。
「知らない」で誤魔化せる日々は〜
「知らない」で誤魔化せる日々は
きっと続かないから
ちょっとあなたにプレゼントあげる出典:「プレゼント」作詞あいみょん
人は分からないことを「知らない」「分からない」ちと、つい避けてしまいがち。でも、そんなことをしていても、何も前進はしない。
そんな、逃げてしまいがちな”あなた”にプレゼントをあげる。
こうして誰かの胸に〜
こうして誰かの胸に 溢れそうな泉を作るよ
少しでも傷ができたらきっと
助けが来るシステムにしてあるよ
幾千年も前からこうして 涙を作っている出典:「プレゼント」作詞あいみょん
辛くなったり悲しくなった時、自分だけで溜め込まずに涙を流せるように。そして、その涙を見た人がすぐに気がついて助けてくれるように。1人で抱え込まないように、何千年も前からこういうシステムにしているよ。
サイズ違いのピースを拾いすぎて〜
サイズ違いのピースを拾いすぎて
次から次へと捨ててしまう
「やれる気がしない」と病んだ人達が
次から次へと沈んでく出典:「プレゼント」作詞あいみょん
「サイズ違いのピース」とは、自分が必要としていないものや本当は欲しいと思っていないものの例えでしょう。そういった、本当に欲しいものではないものを必要以上に抱え込みすぎて、捨ててしまう日々を過ごしている人が大勢いる。
そして、「自分には無理だ」「出来る気がしない」などと感じて諦めてしまっている。
しわくちゃでゴミのような日々は 〜
しわくちゃでゴミのような日々は
きっと続かないから
そんなあなたにプレゼントあげる出典:「プレゼント」作詞あいみょん
マイナスな日々からは何も生まれないし、そもそも長続きはしない。
そんな日々を送っている”あなた”にプレゼントをあげる。
そうして誰かの胸に〜
そうして誰かの胸に 弾けそうなガラスを作るよ
小さなトキメキにぶつかったら
光る恋するボタンにしてあるよ
幾千年も前からこうして 愛を作っている出典:「プレゼント」作詞あいみょん
「弾けそうなガラスを作る」とは、”失恋などで胸が痛くなったら(失恋を感じられるように)ガラスが弾けるように作った”という意味です。
「小さなトキメキにぶつかったら 光る恋するボタンにしてあるよ」とは、”自分が恋をしたんだと実感できるように、恋をしたら光るボタンであなたに知らせる”という意味です。
その背中にはいつだって〜
その背中にはいつだって 立ち上がれる呪文を一つ
その唇にはいつだって 分け合えるような強さを二つ
忘れない 忘れないようにね 弱ったなら 参ったなら
あのプレゼント開けてもいいからね
あなたのためだから(中略)
出典:「プレゼント」作詞あいみょん
不安や絶望から再び立ち上がれるように、背中に特別な呪文をかけておいたよ。
気持ちを誰かに分け合えるような強さを、唇に。
心が負けそうになったらいつだって涙を流してもいいからね。それは、誰のためでもないあなたのために。
まとめ
あいみょんからのプレゼントとは?
人間には「涙」や「光るボタン」「(状況に応じた強度の)ガラス」などのシステムが備わっている。そして、プレゼントとは『人間にはそういったシステムが備わっているから、安心してね(安心して涙を流したり、時には傷ついたりしてね)。』というあいみょんからのメッセージということではないでしょうか。
辛い時は泣いたっていい、ときめいた時は思いっきり胸を踊らせていい、時には悩んだっていい。色んな思いをあいみょんからもらえたような気がします。
あいみょんの言葉を元に、まとめてみました。
「涙」”声にならないSOSを自分に教えてくれる”もの。だから、我慢しないで泣きたい時は泣いていい。
「ガラス」見えないけれど胸の中にある。心にダメージを受けた時は割れないように強く、(ときめきを感じたり、傷ついたらひびが入るように)時には弱くなるように作ってある。
「恋するボタン」恋をした時に気がつけるようにする”直感”のようなもの。
おまけ:あいみょんの言葉
この曲は世の中を俯瞰で見た物語です。涙は流す為に、溢れる為に、声にならないSOSの為に幾千も前から作っておきました。胸には、強く、時には弱いガラス(恋に気づけるように、ときめいたら弾けるように、傷ついたらヒビが入るように、、)そして恋するボタンを付けておきました。弱った人、参った人、そんな人へ、私からのプレゼントです。
出典:skream!