歌詞の意味

あいみょん「ハルノヒ」歌詞の意味を考察丨野原ひろしのプロポーズシーンを描く!

「淡麗グリーンラベル」のCMで弾き語りを披露していることでも有名な楽曲「ハルノヒ」。CDが「通常盤」と「クレヨンしんちゃん盤」の2形態で発売されたことでも、ファンの間では話題になりました。

今回はそんな「ハルノヒ」を徹底深堀りして、解説をしていきたいと思います!

出典:あいみょんが「ハルノヒ」アコースティックVer.披露 多部未華子と共演でTVCM初出演 『淡麗グリーンラベル』新CM「New Green篇」「GREEN JUKEBOX 旅篇」&メイキング

目次

どんな曲?

まだ聴いたことがない人は…

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ

ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから、歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。

ミュージックビデオもいいですが、おすすめは「AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY- IN YOKOHAMA ARENA(通称SSS)」で歌われた「ハルノヒ」です。個人的にはやはりライブでの歌のほうが好きです!

出典:あいみょん – ハルノヒ【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

出典:あいみょん – ハルノヒ 【AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY- IN YOKOHAMA ARENA】

楽曲詳細

リリース日&収録

2019年4月17日発売 7thシングル「ハルノヒ」

2020年9月9日発売 3rdアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」

曲の長さ

5:27(イントロ 0:19)

視点

野原ひろし(クレヨンしんちゃんのお父さん)

タイアップ

「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」書き下ろしの主題歌

TVアニメ『クレヨンしんちゃん』のエンディングテーマ

『淡麗グリーンラベル』CM

テーマ

この曲のテーマは「プロポーズ」です。

”野原ひろし”が当時恋人関係であった”みさえ”にプロポーズをするシーンが描かれています。そんな情景を思い浮かべて聴くだけでも、全く違った印象になると思います。

歌詞の意味を深堀り!

ここからは、「ハルノヒ」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。

全て個人的な見解ですので、正解というわけではありませんのでご了承ください。みなさんもこの記事を参考にして、ぜひ自分なりの解釈を考えてみてください!

北千住駅のプラットフォーム〜

北千住駅のプラットフォーム 銀色の改札
思い出話と 思い出ふかし
腰掛けたベンチで
僕らは何も見えない未来を誓い合った

出典:「ハルノヒ」作詞:あいみょん

北千住駅近くのベンチに腰掛ける2人。思い出話しの後、2人はお互いの未来を誓い合った。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
あまり知られていませんが、ひろしがみさえにプロポーズしたのが”北千住”なのです。作曲時は北千住駅に行ったことがなかったというあいみょんですが、妄想を全開にして二人のプロポーズシーンを作詞したそうです。当時、いつか行きたいと言っていましたが目標は叶ったでしょうか?

寒さにこらえた木々と猫が〜

寒さにこらえた木々と猫が まるで僕らのことで
蕾を咲かせようと実を揺らしている 素敵に笑っている
焦らなくていい いつか花束になっておくれよ
それまで待っていてね
これからの展開を二人で 飽きるまで過ごしてみるからね
最低限の愛を伝えながら

出典:「ハルノヒ」作詞:あいみょん

周りの木々が2人を祝福しようと、蕾を実らせようとしてくれている。そして、猫も笑いかけてくれているようだ。

でも、そんなに焦らなくても大丈夫。いつか花束になってくれればいいからね。

そして、これからいろいろなことを経験するであろう2人。お互い愛を伝えながら頑張って生きてみせるからね。それまで見守っていて欲しい。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
春を待っている木々と猫が2人の門出を祝福しているように実を揺らし、笑っている情景。擬人法の使い方が、なんとも微笑ましく思えますね。

どんな未来が こちらを覗いてるかな〜

どんな未来が こちらを覗いてるかな
君の強さと僕の弱さを分け合えば
どんな凄いことが起きるかな?
ほら もうこんなにも幸せ
いつかはひとり いつかはふたり
大切を増やしていこう

出典:「ハルノヒ」作詞:あいみょん

どんな未来が2人を待ち構えているだろう。気弱な僕だけど、君の強さとかけ合わせればきっと素敵な未来が待っているよ。すでに2人はこんなにも幸せなんだから。

そして、いつかは1人2人と家族を増やせたらいいね。

北千住駅をフワッと歩く〜

北千住駅をフワッと歩く 藍色のスカート
いつになく遠く 遠くに見える
加速する足音
素直じゃないと いけないような気がしたよ

出典:「ハルノヒ」作詞:あいみょん

北千住駅をさっそうと歩く藍色のスカートを履いた彼女(みさえ)。なぜだかいつもより遠くに感じる。もっと素直になって、寄り添っていかなければいけない気がした。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
プロポーズの緊張感の中、いつもとみさえが違って見えたのでしょうか。でも、ここは素直になって自分に正直に前に進むしかないと決心しているように感じます。

優しさに甘えすぎて〜

優しさに甘えすぎて
怯えすぎた男の背中に
掌を添えてくれるのはもう
前を歩く君じゃなきゃダメだから

出典:「ハルノヒ」作詞:あいみょん

彼女の優しさに甘えて弱気になっていた、そんな自分に優しく手を差し伸べてくれるのは他でもない前を歩く君だ。君じゃなきゃダメなんだ。

どうか未来が こちらに手を振ってほしい〜

どうか未来が こちらに手を振ってほしい
君の辛さと僕の身体が
だらしなく帰る場所を探し続けている
ほら もうこんなにも夕焼け
いつかの灯り 思い出す時
大切に気づくのでしょう

(中略)

出典:「ハルノヒ」作詞:あいみょん

「未来がいいものであって欲しい。疲れたときに二人が帰っていい場所(大切な場所)が作れたら」そんなことを考えているうち、日も暮れてきた。きっといつの日か、2人にとって大切なものに気がつくことができるだろう。

住み慣れた駅のプラットフォーム〜

住み慣れた駅のプラットフォーム
水色に挨拶「お帰りなさい」と
小さく揺れる影を踏む幸せ

出典:「ハルノヒ」作詞:あいみょん

シーンは変わり、春日部駅。仕事から帰ってきた父親に「おかえりなさい」と挨拶をする息子(しんのすけ)。

ひろしは、そんな日常の幸せを噛み締めながら家路につく。

ぽんすきぃ
ぽんすきぃ
住み慣れた駅のプラットフォームとは北千住駅ではなく春日部駅のことです。そして、水色とはおそらく幼稚園の制服を着たしんのすけのことでしょう。

”住み慣れた”というワードから、春日部にすんでだいぶ年月が経っているシーンだと考えられます。まぁ、しんのすけが幼稚園から帰ってきている時点で何年も経っていますね。

まとめ

クレヨンしんちゃん愛に溢れた楽曲

春日部を少し意識してタイトルを「ハルノヒ」にしたと語っているあいみょん。タイトルにもしんちゃん愛を感じます。語りだしたら止まらないくらい「クレヨンしんちゃん」を愛するあいみょんだからこその楽曲です(本当かどうかは分かりませんが、息子が生まれたら「しんのすけ」と名付けるかもとインタビューで語っているくらいです)。

そんなあいみょんのしんちゃん愛を感じながら、改めてハルノヒを聴いてみるとまた一味違った楽曲に聴こえてくるかもしれませんね。

おまけ:あいみょんの言葉

しんちゃんは映画だとはちゃめちゃで面白いところもありつつ、家族愛とかカスカベ防衛隊の絆だったり、非現実な世界なんですけど、現実をすごく描いていて、普段、自分が日常の生活をしている中でもリンクするようなシーンがあります。ふとした瞬間、共感できるところでもあり、グッとくるところでもあって、そういうところがいいなって思います。絶対ないやんっていうところと、あるあるっていうところの絶妙なバランスがあるんでしょうね。35年ローンを抱えているところなんて、すごくリアルですよね(笑)

-楽曲に込めた思いは?

「テーマが家族ということで、今更だけど新婚旅行に行くと聞いたので、野原一家のことを書けたらいいなって思いました。今までにないくらい『クレヨンしんちゃん』に寄り添った主題歌にしたかったですし、私自身がこれだけ好きなんやっていうのもあって、プロポーズを描きたいと思いました。野原一家の始まりの物語ですね。

台本はもちろん読み込ませていただきましたが、私なりに『クレヨンしんちゃん』を知っている部分があるので、そこを書きました。プロポーズした場所は描かれているんですけど、その後は描かれていなくて、ここは自分の妄想を盛り込みました。

-春日部ではなく北千住の意味は?

北千住の駅はテーマでした。でも、チャレンジングでした。クレヨンしんちゃんの舞台は春日部であって、今回の映画はオーストラリアが舞台なので、北千住ってどこからの情報かわからないようなワードを入れることへの不安はあったんですけど、北千住は私の中で絶対的なテーマだったので、それを受け入れてくださったスタッフのみなさんにありがとうございますって。

-ひろしがみさえにプロポーズしたのが、〈北千住駅〉なんですよね。

そうなんです。これは絶対コアなファンじゃないと知らない事実であって、映画を観たときに北千住ってなんでやろ?ってひっかかりになってくれたらいいなって。

-今回意識したことは?

野原家の始まりが北千住の駅で2人は家族になって、最後の歌詞に住み慣れた駅の、って書いて、それは春日部駅なんですけど、そこはあえて春日部とは歌わなかったというのがオチとしてはあって。もちろんクレヨンしんちゃんの主題歌としてリリースされますが、私の曲としてもリリースされますし、野原一家のことを歌っていますが、そこを飛び越えていろんな家族や恋人に聴いてもらえるなったらいいなって。最後の駅だけは指定しないほうが、みなさんも住んでる駅があるので、その駅は人それぞれかなって思いました。ただ私の中ではしんちゃんが好きすぎるので(笑)、タイトルで春日部を少し意識して「ハルノヒ」ってしました。

出典:MAG2NEWS

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