爆発的ヒットシングル「裸の心」のカップリング曲としてひっそりと登場した楽曲「ユラユラ」。あいみょんファンでなければあまり知られていないかもしれないですが…こちら、かなりの名曲です。
約3分という短い曲の中に、”恋人に夢中な女性の気持ち”を様々な比喩を駆使して表現しています。そんな、歌詞の内容にも要注目な楽曲です。
ここでは「ユラユラ」の歌詞を深堀りして、解説していきます!
目次
どんな曲?
まだ聴いたことがない人は…
まだ聴いたことがない人は、ぜひ一度実際の楽曲を聴いてから歌詞の意味をご覧ください!きっとあいみょんの世界観に引き込まれていくことでしょう。
出典:Yurayura
楽曲詳細
リリース日&収録
2020年6月17日発売 10thシングル「裸の心」カップリング曲
曲の長さ
2:59(イントロ 0:05)
視点
女性
タイアップ
–
テーマ
この曲のテーマは、「大好きな彼に翻弄される女性」です。
彼に会う度に好きになっていって、離れることが出来ない女性の彼への思いを歌っています。短い歌詞の中で、様々な比喩表現で彼女の気持ちを例えています。
タイトルの「ユラユラ」とは…
「恋に落ちていく姿」と「揺れる月」と「ロウソクの炎」をユラユラという表現で重ねています。
歌詞の意味を深堀り!
ここからは、「ユラユラ」の歌詞について(部分的に区切っていきながら)迫っていきたいと思います。
ブラインド越しに見える月を〜
ブラインド越しに見える月を
「見ながらしよう」と言った夜
「綺麗だね」って私に
最初に言って欲しかったのよ出典:「ユラユラ」作詞あいみょん
「月を見ながらしよう」といった夜。”しよう”というのは、キスなのかそれとも…
どうやら彼は「月が綺麗だね」と言った様子。それを聞いた彼女は、先に私に対して「綺麗だね」と言ってほしかったと思っている。
フライング気味にキスをして〜
フライング気味にキスをして
「寒いでしょ」と言って抱きしめて
「大好きだよ」って私に
常々言って欲しくなったよ出典:「ユラユラ」作詞あいみょん
「フライング気味にキスをして」というのは、おそらく彼の準備が整う前に彼女から不意にキスをしたのだろうか。彼が抱きしめた後「大好きだよ」と言ってくれた。でも、それを聞いてしまうと逆に常々言って欲しくなってしまう彼女。
会えば会うほどに〜
会えば会うほどに 悲しくなって
またこうして離れられない出典:「ユラユラ」作詞あいみょん
彼に会えば会うほど「好き」という感情が大きくなって、その反動で会えない日々がどんどん辛くなっていく。そしてそれに比例するように、彼と離れることが出来なくなっていく。
だから今日も待っています〜
だから今日も待っています
身体冷やして待っています
ユラユラ 揺れる月を見ながら出典:「ユラユラ」作詞あいみょん
彼女は月を眺めながら今日も彼を待っている。
「マインドコントロールされた」〜
「マインドコントロールされた」そう考えた方が楽だな
「好きなんでしょ?」って私に 聞くのはズルい ズルすぎるでしょ
耳元で咲いた気持ちいい言葉が またこうして離れないよ出典:「ユラユラ」作詞あいみょん
もう「マインドコントロールされた」と考えた方が良いくらい彼のことが好きになってしまっている彼女。そんな状態で、彼から「俺のこと好きなんでしょ」と聞かれた日には…
「耳元で咲いた気持ちいい言葉」というのは、彼が言ってくれた嬉しい言葉の数々でしょう。そして、そうした言葉を言われる度に、その言葉が耳から離れません。
だから 今日も帰ってきて〜
だから 今日も帰ってきて 心熱く溶け合いましょう
ユラユラ 燃えるロウソクのように(中略)
出典:「ユラユラ」作詞あいみょん
今日も帰ったら愛し合おう。燃えるロウソクのように。
これが本当の恋じゃなくとも〜
これが本当の恋じゃなくとも
今は貴方を待っています
ユラユラ 揺れる月を見ながら出典:「ユラユラ」作詞あいみょん
これが本当の恋なのか、自分でも分からない。けれど、今は彼を待っている。揺れる月を見ながら。
恋は盲目といいますが、恋している本人は周りが見えていないこともしばしばあります。しかし、彼女は「これが本当の恋じゃないのかもしれない」とどこかでは思っているのかもしれません。
でも、彼女には本当の恋かどうかはさほど問題ではなく、「今、大好きな彼がいる」という紛れもない事実が最も重要なのでしょう。
まとめ
会えば会うほどに悲しく…
「好きすぎて辛い」と聞いたことがありますが、この女性はまさにそんな状態なのでしょうか。会えば会うほど好きになって、離れるのが会う度に辛くなる。
ただ、会いたい気持ちは変わらず、今日も彼に会えるのを待っている健気な彼女。これはこれで彼女は幸せそうです。